近所の霊園を管理状況はいかがですか?もしかしたらほとんど管理されていない状況ではありませんか?
多くの霊園では共有部分の管理が行き届いているのですが、中には放置されてしまっている霊園もあるのでご注意ください。 お墓を購入すると言いますが、実際には家の土地などとは異なっており、お墓の場合は土地を購入するワケではありません。
お墓として使用するための土地の権利を霊園から買っているのです。
霊園では多くの場合におきましては、永代使用料や墓地使用料などの名目において、使用権にお金を支払います。
このことから、使用する必要が無くなったとしましても、他人に売却をすることは不可能なのです。
お墓を長く使っていこうと考えているのでしたら、管理費の納入についてが大きなポイントとなります。
管理費を一定期間払わないと、無縁墓としてお墓自体を撤去してしまうことがありますのでご注意ください。
お墓の場合は土地を購入するワケではありませんブログ:230604
「今日はお客様がみえるからお茶出ししてね。できる?」
お母さんから突然言われたのは、小学三年の秋。
お客様とは、お母さんのお兄ちゃんの嫁。
ミーとは血のつながりはないが、
もの静かで上品な伯母が、ミーは大好きだった。
はりきって、お茶の入れ方出し方を教わった。
伯母が到着して座敷でごあいさつをすると、
おもむろにお母さんが目くばせをした。
よし!と台所で、ミーは教わった通りに急須にお湯を入れ、
茶葉を蒸らしている間に、お盆に木の茶托をのせ、
あたためた湯のみをのせて、お茶を注いだ。
湯のみに八分目。
濃すぎず薄すぎず…自分としては完壁だった。
得意気にそっと、伯母の前に差し出したが
ミーは緊張して、茶托の上で少し湯のみがカタカタ鳴った。
「まあ、嬉しいわ!ありがとう、いただくわね」
にっこりして伯母が湯のみを手にした瞬間、
あ!と自分の顔がサーッと冷たくなるのを感じた。
注意して入れたつもりだったのに、
茶托にお茶がこぼれてしまっていたのだ。
あろうことか、
湯のみといっしょに茶托が持ち上がるのを見た瞬間、
思わず目をつむったミーの頭の中に…
次にくるであろう光景がパパーッと、
早送りの走馬灯のように浮かび上がった。
…湯のみにくっついて持ち上った茶托は、
カチャーンと音をたてて落ちる。
困ったような伯母の顔。あわてるお母さん。
ふきんを手にするお母さんの姿まで思い浮かび、
ミーはさらに強く目をつむった。
しかし…あれ?
ミーが恐る恐る目をあけてみると、
なんと茶托は、伯母の左手の上にあった。
落ちる寸前、伯母はすばやく茶托を受けとめていたのだ。
そして、普通に静かに、お茶を一口飲み、
「まあ、おいしい」
と、言ったのだった。
ミーは嬉しさと安堵と、
気はずかしさで何ともいえない心持ちだった。
とっぴんぱらりのぷう
お墓の場合は土地を購入するワケではありませんブログ:230604
「今日はお客様がみえるからお茶出ししてね。できる?」
お母さんから突然言われたのは、小学三年の秋。
お客様とは、お母さんのお兄ちゃんの嫁。
ミーとは血のつながりはないが、
もの静かで上品な伯母が、ミーは大好きだった。
はりきって、お茶の入れ方出し方を教わった。
伯母が到着して座敷でごあいさつをすると、
おもむろにお母さんが目くばせをした。
よし!と台所で、ミーは教わった通りに急須にお湯を入れ、
茶葉を蒸らしている間に、お盆に木の茶托をのせ、
あたためた湯のみをのせて、お茶を注いだ。
湯のみに八分目。
濃すぎず薄すぎず…自分としては完壁だった。
得意気にそっと、伯母の前に差し出したが
ミーは緊張して、茶托の上で少し湯のみがカタカタ鳴った。
「まあ、嬉しいわ!ありがとう、いただくわね」
にっこりして伯母が湯のみを手にした瞬間、
あ!と自分の顔がサーッと冷たくなるのを感じた。
注意して入れたつもりだったのに、
茶托にお茶がこぼれてしまっていたのだ。
あろうことか、
湯のみといっしょに茶托が持ち上がるのを見た瞬間、
思わず目をつむったミーの頭の中に…
次にくるであろう光景がパパーッと、
早送りの走馬灯のように浮かび上がった。
…湯のみにくっついて持ち上った茶托は、
カチャーンと音をたてて落ちる。
困ったような伯母の顔。あわてるお母さん。
ふきんを手にするお母さんの姿まで思い浮かび、
ミーはさらに強く目をつむった。
しかし…あれ?
ミーが恐る恐る目をあけてみると、
なんと茶托は、伯母の左手の上にあった。
落ちる寸前、伯母はすばやく茶托を受けとめていたのだ。
そして、普通に静かに、お茶を一口飲み、
「まあ、おいしい」
と、言ったのだった。
ミーは嬉しさと安堵と、
気はずかしさで何ともいえない心持ちだった。
とっぴんぱらりのぷう