墓地にとりましては最も重要となっている永続性が保証


墓地にとりましては最も重要となっている永続性が保証ブログ:150907


「お母さんみたいになりたくない」
ミーは小さい頃から、漠然とそう思っていた。

無口で、格好なんて全然気にしなくて、不器用な母。
母のことを、なんとなく苦手に感じていた。

家で自営業を営むパパのかわりに、
外へ働きに出ていたからかもしれない。
同じ家の中にいるのに、あまりにも関わりが少なくて、
まるで他人のようだった。

大学入学とともに、ミーは家を出た。
実家に帰省することはほとんど無くなり、
たまに帰っても一日中寝てるか、テレビを見るかだった。
帰りの遅い母と会話をする機会も、必然的に減っていった。

「疲れたなぁ」「最近頭が痛いの」
たまに顔を合わせると、愚痴や弱音を呟く母。
「薬でも飲んどけば」と、
ついつい素っ気無く返事をしてしまうミー。

こんな調子だから、
ミー達の関係は深まることは無く、
平行線のように、交わることもない。

そんなミーも就職活動を迎えて、
色々と将来のことを考えるようになった。

会社を選ぶ際に、
ミーは無意識に
「出産後も働ける環境か」
ということを気にしていた。

あぁ、ミーはやっぱり母の子どもなんだ…
ずっと母の背中を見てきたミーには、
そういう働き方以外思い浮かばなかったのだ。

実際に自分が育児と仕事の両立を考えると、
その負担の大きさが身にしみた。
母は、毎日そういう生活を送っていたのだ。

おととい、久しぶりに家族で銭湯に行くことになった。
何年ぶりだろうか。
母と久しぶりに一緒にお風呂に入った。

二人とも、手足は痩せているのに
ウエストだけぽっこりと出ている体型で、
「遺伝なんだね」と笑いあった。

久しぶりに、母と一緒に笑った。






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