墓地にとりましては最も重要となっている永続性が保証


墓地にとりましては最も重要となっている永続性が保証ブログ:150323


ぼくはひと月に数回、
二人暮らしの親の元を訪ねます。

元気な顔を見るためや、
一緒に食べる事をするためということもありますが、
一番の目的は「お説教」をすること。

この3年の間に、
ママは2年続けて軽い脳梗塞を患いました。

そして、短期間の入院生活の間に筋肉はやせ細り、
脚や腰が急激に弱くなってしまいました。

当時、ママの看病を必死にしていた父親も、
大腸がんを患い、重度の糖尿病である肉体にメスを入れました。

トラックドライバーとして
連日重労働をこなしていた父親も、
長い入院生活で
すっかり骨ばかりの脚になってしまったのです。

お子さんと同居していない親にとって、
思うようにからだを動かせなくなったことは、
本当に痛手でした。

掃除、洗濯、買い物、今まで普通にできていたことが辛い。
だから動かない。
動かないからさらに筋肉、体力が落ち、もっと辛くなる。
そんな、どうしようもない迷い道に入りかけていました。

でもお子さんだからこそ厳しく言える優しさ。
体力を回復し介護を卒業してもらうために、
自宅での筋力トレーニングを親にすすめました。

重い道具や高価な器具はいりません。
筋力が落ちてしまった親には、
普段使っている座布団や枕だって、トレーニングの道具になります。

椅子やソファーに腰掛けている時間も無駄にしません。
踵を床につけたまま両脚をそろえ、
つま先をグイッと上げたり下げたり…

一度やめてしまうと次やったときすぐ疲れてしまい、
続けるのを諦めてしまいます。
そんな時こそ、お子さんからの愛情たっぷりのお説教です。

こんな小さなトレーニングでも積み重ねることで、
ママは杖を、父親は半寝たきりを卒業することができました。



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